2019年11月24日
日本刀の形態研究(九)
日本刀の形態研究 第四章 日本刀の発展について第五節 盛光、康光時代(応永古刀)
元中九年吉野朝廷の後亀山天皇は京都に還御ならせられ、神器を後小松院に伝え給うたので建武中輿以来七十余年に亘って相続いた戦乱もここに終局をつげ再び平和時代の訪れを見たのです。……
2019年11月21日
日本刀の形態研究(八)-五
日本刀の形態研究 第四章 日本刀の発展について第四節 兼光、長義時代(中古刀後期)-二
○正宗と相州伝 相州伝とは一体如何なものでしょうか。これは人々によって種々議論の分かれるところですが、先相州伝は五郎正宗との関係を除外しては考えられないのです。……
2019年11月18日
日本刀の形態研究(八)-四
日本刀の形態研究 第四章 日本刀の発展について第四節 兼光、長義時代(中古刀後期)
建武中輿は足利尊氏の謀反によって敗れまたここに戦乱相次ぐ乱世の出現を見たのです。……
2019年11月14日
日本刀の形態研究(八)-三
日本刀の形態研究 第四章 日本刀の発展について第三節 長光、景光、國行、國俊時代(中古刀前期)-三
○長光時代の作風-二 地鉄=古い時代の作品は無垢鍛とて心鉄を用いない方法で造られました。古備前の多くが無垢鍛である事は人のよく知るところです。……
2019年11月10日
日本刀の形態研究(八)-二
日本刀の形態研究 第四章 日本刀の発展について第三節 長光、景光、國行、國俊時代(中古刀前期)-二
○長光時代の作風 造込み=大体においては先の一文字時代の継続と見てよいのですが、特に注目すべきは長巻の出現です。……