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日本刀に関する耳寄り情報などをご紹介します。
カテゴリー: 刀遊亭極楽とんぼ の記事一覧です。

浦賀打信秀より古い信秀の発見

 信秀は越後国、文化十二年(1815)の生まれで、通称栗原謙司と言います。師は、江戸後期の名工、源清麿であります。作風は身幅広く、重ね厚く、切先延びごころに先反りの気味があり、板目肌よく錬られて、地景が入ります。刃文は、大互の目乱砂流し、金筋交じる。刀身に這龍、不動明王、梅枝その他色々な彫物があり、鑚は浅く、密なる彫物がある。初期作は「彫同作」と必ず切り、晩年はないものがあります。……
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河瀬偉風堂という御大人

 実業家、数奇者、茶人、刀剣蒐集家と幅広い経歴をお持ちの方でございます。明治20年(1888)徳島市の生まれ、明治43年(1910)大阪市東区の呉服商河瀬家に婿入し、家業を継いで盛んにしました。家業のかたわら古美術、主に刀剣、具足を蒐集、この頃「偉風堂」と号します。はじめは、兵庫県本山村に住み、この時期に本間順治氏と知遇を得たと言われています。……
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新発見 加納夏雄の造幣寮鍔

 私が、刀屋の丁稚をしていた頃の事です。刀剣界でも有名な刀剣商の師匠のもとへ老紳士が来店され、品物を売却したい旨でした。昭和五十三年と言うのは、まだ刀剣の即売会をデパートやホテルを借りて月に何度もやっておりました。重要刀剣、無銘、直江志津の刀が七百万円、同じく末左の刀が八百万円という時代でした。その老紳士が、風呂敷を広げ、小箱を出された中身が夏雄の鍔でした。……
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