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日本刀文化振興協会「日本刀の匠展」

日本刀文化振興協会「日本刀の匠展」

明治天皇ゆかりの明治神宮で初の刀剣展



 公益財団法人日本刀文化振興協会(吉原国家理事長)主催、文化庁・観光庁後援「明治天皇110年祭並びに明治天皇御生誕170年記念【日本刀の匠展】」が、去る10月29日から11月20日まで、明治神宮宝物殿において開催されました。

 期間中の11月3日には、宝物殿正面にて記念式典と奉納鍛錬が行われました。

 今回の展示は第12回「新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」受賞作品を中心としたもので、会場には現代作家による刀剣をはじめ、刀装具・研磨・刀身彫刻などの作品が一堂に並びました。

 明治神宮宝物殿は、竣工から百年以上経つ国の重要文化財で、明治神宮の厳かな雰囲気と相まって趣のある展示会となりました。

 明治天皇の御生誕日であるこの日の奉納鍛錬では、初めに月山貞利刀匠による初打ちの儀が行われ、その後、奉納鍛錬として実演が執り行われました。

 めったに見る機会のない神聖な鍛錬の様子を、関係者や居合わせた観客は息をのんで、真剣な面持ちで見つめていました。

 この日は、駐日ポーランド共和国大使をはじめ、海外からの来賓も訪れるなど、今や世界に認知された「日本刀文化」をあらためて実感する一日でした。

 合わせて21日間の展示は、連日秋の好天にも恵まれ盛況のうちに終わり、3600名を超える多くの来観者を数えたとのこと。

 会場でも外国からのお客様が多く見られ、総入場者数の20%を占めたとか。ここでも日本刀に対する海外からの注目の高さがうかがえました。

 期間中は各刀職者が交代で案内役となり、来場客の質問に丁寧に答えるなど、伝統技術の継承者たちによる展示であることを生かした試みも行われていました。刀職者からの説明を生で聞ける貴重な機会とあって、これも大変好評だったそうです。

 令和四年は明治天皇の崩御から100年、また御生誕170年を迎える節目の年に当たります。今回のような日本刀に関する展示や、鍛錬行事が明治神宮で開催されるのは初めてとのことで、明治天皇がこよなく愛された日本刀の行事を、このような特別な年に、ゆかりの施設で開催されたことは、刀剣界にとっても意義深いことであったと思います。                                         (生野直輝)


 

《※本記事は、組合誌「刀剣界 第65号」(2023年1月15日発行)に掲載された内容を再構成したものです。》

 

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