刀　陸奥会津住藤原道安　享和二壬戌歳二月吉日　研出鮫鞘打刀拵　特別保存刀剣鑑定書

品番：KA-080515
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
（消費税込。10万円以上の商品は国内送料込）

鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国・時代：

刃長：Blade length(Cutting edge): 67cm(二尺二寸一分)  反り：Curve(SORI): 1.9ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba):3.2ｃｍ　 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.82ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 約 97ｃｍ茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下鑢目。目釘穴：(Mekugiana):１個

体配：Shape(Taihai):　中切先、鎬造り、庵棟。　　
地鉄：Jigane(Hada):　杢目肌よく練れて地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon):　互の目乱れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi):　直で小丸へ返る。
登録：Registration Card: 福岡県　昭和２６年

【解説】陸奥会津住藤原道安は三代目道辰の子です。はじめ道安を名乗りますが、後に四代道辰と改名します。若狭守四代藤原道安、陸奥会津住藤原道安、後に陸奥会津住藤原道辰、若狭守四代藤原道辰、奥州会津住道辰、会津住道辰、奥州住道辰、と銘を切ります。享和、文化、文政、天保までの年紀が入る作品を残しています。、会津道辰は会津兼定と共に会津新々刀の双璧で会津を代表する名門と云われ、御家は明治の七代道辰まで続きます本刀は会津の名刀の魅力がタップリ味わえる作品です。
体配は、二尺二寸一分、身幅確りとして、重ね厚く、どっしりと重量感がある刀です。地鉄は、杢目肌が練れて精美に詰んで地沸が付く強靭な鍛です。刃文は直で焼き出す小沸出来の互の目乱れを焼いています。また棟に焼きを見るあたりは実戦に配慮したものでしょうか、刃中には足、葉入り働きます。帽子は直となって小丸へと深く返ります。このように質実剛健でありながら美意識を失わずに造られた一振りであり、会津藩士の気位の高さを知らしめる作品です。茎の銘ぶりも極めて良好。享和二壬戌歳二月吉日の年紀も入り申し分の無い御刀です。研出鮫鞘打刀拵もついており、内外よく揃った逸品です。金着せはばき、白鞘、拵、特別保存刀剣鑑定書、