刀 上総守藤原宗道 越前住 山野加右衛門 二ツ胴截断 寛文三年二月吉日 特別保存刀剣鑑定書 寒山鞘書
Katana[Kazusa-no-kami Fujiwara Munemichi] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:KA-100221 |
鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):越前国,福井県(Echizen)・江戸時代中期 寛文三年(Early Edo period 1663) |
刃長:Blade length(Cutting edge): 70.7cm(二尺三寸三分) 反り:Curve(SORI): 1.1cm |
【解説】新刀期に越前国では、美濃国より兼則、兼法、近江国より康継らをはじめとする下坂一派が移住した事で、技量に優れた刀工に恵まれ大いに繁栄しました。同国下坂にあっては、上述の越前康継、下坂貞次、肥後大掾貞国、大和大掾正則などの名工が名を残します。上総守宗道は、同国下坂一派の刀工であるとされ、本名は菅谷九郎右衛門。江戸中期 寛文頃より江戸後期まで数代続きます。初銘は宗次、後に銘を宗道と改めています。同工を含む越前刀工の作刀は特色として、鍛えは板目が流れて地沸つき、肌がよく現れる作品が経眼され、頑強で斬れ味が良いと評されています。本作は同派の作風がよく示されています。 |
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