脇差　筑前住吉廣作（瀬戸吉廣）　平成十五年初夏　無鑑査　現代刀の最高峰

品番：WA-098084
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定：　無鑑査刀匠の作

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 福岡県(Fukuoka)・現代(Genndai era)

刃長：Blade length(Cutting edge): 35.2ｃｍ　反り：Curve(SORI): 0.5ｃｍ　　
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.47ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.6ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 3.0ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.47ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違い鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟棟。
地鉄：Jigane(Hada): 杢目肌。
刃文：Temper patterns(Hamon): 逆さ掛かった互の目丁子。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi):  　先尖り小丸に返る。
登録：Others: 福岡県　平成１５年

【解説】筑前住吉廣作、現代刀の最高峰刀匠の作品をご案内します。本名は瀬戸吉廣、昭和２０年福岡県生まれ。昭和４６年に２５歳で隅谷正峯に師事。５２年より作刀承認を受けて独立。そして業を極めるために師に再び入門します。１０年以上の正峯氏とのやり取りは瀬戸刀匠を大きく飛躍させます。特賞を連続受賞するようになり、極めた業をもって無鑑査の栄誉を得ました。一文字の再現に挑戦し続ける名匠の一人として、刀はどうあるべきかを常に念頭において作刀しており、現代刀匠の最高位を守り揺ぎ無いものとしております。
本作は鎌倉期の名刀を彷彿とさせる出来の一振りとなります。鍛えは味わいある杢目肌で、逆さ掛かった互の目丁子刃文に沿うように乱れ映りが立ちます。刃文は明るく刃中には足と葉が盛んに働いて誠に躍動的な感があり見事な冴えを見せています。帽子は先尖って小丸へと返ります。茎の仕立ても立派で名がキッチリと入り刀匠の自信の程と気迫が伺えます。これだけ素晴らしい作品に相応しく、白鞘も最上級の素材に水牛の角を用い合口風に仕立て、目釘穴周り、目釘は象牙で誂えるなど、これでもかと思うような凝りようで、刀身に相応しく見る者に感銘を与えます。はばきは金着せ二重。本刀は現代刀の最高位の作品で、出来も良く、手にし誇りを感じる一振りで、魔を除け、邪を払う守刀としてもお薦めしたい御刀です。

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