寸延短刀　オソラク造　銘 イズ竜義　平成丙子秋日

品番：TA-081412
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): ご健在作家は鑑定機関が鑑定しませんので未鑑定。

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 静岡県 (Izu)　平成丙子年（Heisei period）

刃長：Blade length(Cutting edge): 30.5ｃｍ（一尺〇寸〇分七厘）反り：Curve(SORI): 0.7ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.25ｃｍ 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.8ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 3.0ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.7ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago): 茎生ぶ、化粧筋違鑢目。目釘穴：(Mekugiana):１個

体配：Shape(Taihai): オソラク造。
地鉄：Jigane(Hada): 小板目肌、地沸付く。
刃文：Temper patterns(Hamon):互の目丁子乱れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 先尖り小丸に返る。
登録：Others: 静岡県

【解説】寸延短刀　オソラク造　銘 イズ竜義　平成丙子秋日、伊豆住竜義(榎本榮一郎・静岡県三島市)伊豆住貞吉の子で、父貞吉(榎本貞吉・無鑑査刀匠)に鍛刀の技を学びます。父の貞吉は月山貞勝の高弟の一人で湧水子と号し刃が利いて切れ味が鋭いことで知られています。本作も父である貞吉譲りの強くて美しい鍛え肌の一振りであり、焼高の大乱れ刃文とオソラク造という姿も相まって誠に豪壮であり覇気に充ちた作品であります。
地鉄、小板目肌が詰んで地沸付き地景が浮かびます。刃文は互の目丁子が乱れて沸付き砂流し金線が幾重にも掛かり働きます。帽子は先尖り金線入り火炎状となって小丸へと返ります。茎は生ぶ、真に丁寧な仕立てであり鑢目一つ見ても見事と言うしかなく、父の貞吉も相当な人ですが、本刀の竜義も新作刀展などで数々受賞を果たしておりますし、父譲りというか奇才を感じる人であり将来が楽しみな刀匠であると思います。
姿は人気のオソラク造。見どころ多く出来が良い伊豆住竜義の一作也。鑑賞刀のみならず御守刀としても御奨めしたい御刀です。白鞘、銀無垢はばき。