短刀　三善長道（業物）貴重刀剣鑑定書

品番：TA-073613
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 貴重刀剣鑑定書 保存刀剣合格保証。

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：陸奥国(Mutu)　江戸時代　安政頃（Edo era）

刃長：Blade length(Cutting edge): 21.4ｃｍ（七寸強） 反り：Curve(SORI): 反り：0.1ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.22ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.62ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 1.7ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.48ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 約 34 cm  茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ。浅い勝手下鑢目。目釘穴：(Mekugiana):１個。

体配：Shape(Taihai): 平造り、庵棟。
地鉄：Jigane(Hada): 板目流れる。
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ返る。
登録：Registration Card: 青森県　昭和３９年

【解説】会津の三善一族は長国を祖とし、政長から長道へと代々続く陸奥刀匠の名家です。上京し肥前忠吉と同じく埋忠明寿に学んだ為に山城伝の趣強く、寛永四年（1627年）より父長国と共に会津で鍛刀します。美濃から移住してきた兼定一派と双璧の三善家はこのときより始まります。政長の子三善長道は会津虎徹と称され、斬れ味の良さは後代に引き継がれます。この長道は刻銘から安政頃の三善藤四郎と見られ、三善六代目の人で会津刀鍛冶の棟梁でした。三善長道、奥州会津住三善長道、陸奥三戸住三善藤四郎長道作、などと銘を切りました。
本作は、刃長が７寸強、身幅、重ねは尋常な短刀でありながらも、なにか鋭さを感じる短刀姿の一振りです。刀自体も冴えており、練板目肌鍛えが流れて小沸付く地鉄に、小沸出来の互の目刃文を焼きます。匂い深く足、砂流し、金線入り刃中よく働きます。派手ではありませんが、スッキリとした拵に収まっており、見栄えが良く、伝来の良さがわかる品であります。会津の御客様に特にお奨めしたい短刀の優品です。