短刀　精龍斎長光　保存刀剣鑑定書

品番：TA-030511
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：伊予国（iyo）江戸時代・慶応（keiou １８６５年頃）

刃長：Blade length(Cutting edge): 29.0ｃｍ（九寸五分半） 反り：Curve(SORI): 0.3ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.90ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.7ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.4ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、切り鑢目、目釘孔一。

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟、健全。
彫物：Engraving: 表に素剣、裏に護摩箸、梵字を彫る。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌。地沸付く。
刃文：Temper patterns(Hamon): 中直刃。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま小丸へ返る。
登録：Others: 奈良県

【解説】精竜斎長光。水心子正次門で本名は、三好源次郎　慶応期は伊予の名工です。精龍斎長光、精龍斎長光作、長光、松山精龍斎長光作、などと銘を切ります。伊予国は、かつて日本の地方行政区分だった国の一つで、南海道に位置します。別称は予州。現在の愛媛県にあたります。四国に御住まいの御客様には郷土の名刀ということになります。
本作体配は、平造りで、身幅、先幅たっぷりとして、重ねもあり、僅かに反りがつくガッシリと健全で姿が良い短刀です。表に素剣、裏に梵字と護摩箸を刻します。真言密教、不動明王を表すものです。地鉄は板目肌がつんで地映りが立ちます。刃文は、匂い口締まり心に小沸が付く中直刃を焼いています。匂い口から刃先に煙るように小足が働きます。帽子は先尖り心で、小丸へと返ります。茎は生ぶで、鑢目、錆味、刻銘、総じて欠点が無い状態です。御守り刀にしてもよろしいかと思います。白鞘には寒山先生の鞘書きが入ります。保存刀剣鑑定書。

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