短刀　邦松　平成八年八月日　金無垢はばき

品番：TA-010113
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
（消費税込。10万円以上の商品は国内送料込）

鑑定書：Paper(Certificate): 現代作ですから鑑定しません。銘は保証。

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：東京(Tokyo)・ 現代・平成(Heisei era）

刃長：Blade length(Cutting edge): 28.6cm（九寸四分一厘） 反り：Curve(SORI): 0.0cm
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.63cm　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.5cm
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.2cm　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.4cm　
茎：Sword tang(Nakago): 生茎、化粧勝手上がり鑢目、目釘穴一、

体配：Shape(Taihai): 平造。健全で姿良し。
地鉄：Jigane(Hada): 小板目肌よく詰む。映り立つ。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃。小沸よくついて明るい。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで小丸へ返る。
登録：Others: 東京都　平成１０年

【解説】邦松、本名は三宅輝義。無鑑査、広木弘邦の門人です。師の広木刀匠は人間国宝、隅谷正峯の門人です。代々、直刃を得意とする系統です。邦松刀匠も鎌倉時代の青江、或いは備前古作の再現を専らとしており、師に倣って寡作ながら入念の作品のみを世に出しています。また邦松刀匠は昭和を代表する刀剣・刀装具の大蒐集家としても名高い人です。本作の短刀も、同様の直刃仕立ての誠に上品な一刀で、古作上位の名品を写したものと思われます。
体配は平造で内反り、身幅、重ねは尋常。健全で姿に雅味がある美しい短刀です。地鉄は、板目肌が無地に見えるまで良く詰んだ鍛で、一点の緩みすら無い冴えた水々しい美しい肌です。刃文は、師より代々得意とする直刃を焼いています。鍛が上手でないと直刃は上手く再現されないものでして、この辺りは流石と思います。刃中には匂い足が穏やかに差し込む感じで働きます。帽子はそのまま直ぐで小丸へ品良く返ります。茎は生。鑢目は勝手上がり。力強く銘が刻されています。美しく上品な姿の短刀です。本品年紀の平成八年八月日というのも、いかにも縁起が良いものでして、状態も非常に良好ですから、気持ちが良く、御家の御守り刀に御薦めの一振りです。金無垢二重はばき。白鞘入り。金無垢はばきだけでも高額ですから御買い得とおもいます。

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