品番:WA-091212 |
鑑定書: 財団法人 日本美術刀剣保存協会 保存刀剣鑑定書
国・時代: 加賀国 江戸時代 正徳 1711年~16年頃 |
刃長:40.5cm(一尺三寸三分強) 反り:1.0cm 元幅:2.95cm 元鎬重:0.65cm 体配:中切先、鎬造、庵棟、姿健全。 |
【解説】加賀前田百万石。財力豊かな前田家の庇護の元、陀羅尼系の勝国や家忠、また志津兼氏の末である兼若一門は、城下で大いに繁栄しました。勝国一門は姓を松戸と称し、前田公に仕えて、初代が伊予大掾を受領し、藤原の姓を橘氏と改めて、同時に初銘の家重を勝国とし、陀羅尼勝国と銘しました。一門は明治初頭の八代まで繁栄し加賀を代表する刀鍛冶として大変有名です。本作は名を松戸善助、陀羅尼勝国三代の作品で、保存刀剣に認定された優品の一口となります。地鉄は小板目肌に杢目を交えよく詰んで地沸ついて、やや白けが映る肌となります。刃文は湾れ調子の直刃で、匂いがやや締まる様子に小沸が明るくムラ無くついて上手で、流石に名工の名に恥じない出来栄えの作品となります。帽子は直ぐで焼き幅を広めて先小丸へと返ります。茎の保存は極めて良好であり。そもそも作品数が少ないことで知られる刀匠の作でありますので、ことさらに資料としても誠に貴重な一振りとなります。保存刀剣鑑定書付。 全てのVISAカード、Masterカード、NICOSカード、UFJカード、DCカード、 |
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