短刀　信濃住源直重作　慶応三卯年　附、腰刻変塗鞘短刀拵　貴重刀剣　貴重小道具

品番：TA-010118
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 上野国立博物館、昭和３８年　貴重刀剣鑑定書、同、昭和３８年　貴重小道具鑑定書、

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：信濃国（Sinanokoku）江戸時代 慶応三卯年（Edo era　１８６７年頃）

刃長：Blade length(Cutting edge): 30.0ｃｍ（九寸九分） 反り：Curve(SORI): 内反り0.0ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.08ｃｍ　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.78ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5ｃｍ　先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 約49.8cm　茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 平造、三つ棟、すこぶる健全。
地鉄：Jigane(Hada): 小杢目肌詰む。
刃文：Temper patterns(Hamon): 互の目丁子乱。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 小丸へ返る。
登録：Others: 東京都　昭和５１年

【解説】信濃住源直重、姓は三島。直胤の門人で、師との合作刀が現存しています。作品は少なく、本刀も資料性高く、大変貴重な一振りとなります。
本作体配から、刃長が３０センチというぎりぎり短刀となる寸法で、身幅、重ねも刀のようにどっぷりとして、たいそう重量感がある、姿美しく頗る健全な短刀です。棟は三つ棟。地鉄は板目肌に杢目肌を交えてよく練れた精美な肌で、緩みがなく地沸厚くついて地景入ります。刃文は、匂い口締り心に明るい小沸がよくついた冴えた互の目刃文で細かく乱れて焼きだし、やや尖る互の目が入り繊細に乱れます。なお刃中、足、葉、砂流し、沸筋、金線と、誠に盛んに働いて力強く、見ていて飽きが来ない刃です。帽子は湾れて小丸に深く返ります。茎は生ぶで、直胤の門弟らしく鑢目きちんとして、銘も丁寧であり茎千両の状態です。外装の拵も金具が揃っており、腰刻変塗の鞘が実にお洒落な拵で、内外ともに上野博物館時代の貴重証書がついた優品です。たしかに出来が良い短刀です。きっと外にも御金を掛けて大切に伝えられて来たのでしょう。作品少なく極めて貴重な信濃住源直重の傑出した出来栄えを示した優短刀であり、内外すっきり揃って鑑定書も付き、保存状態良好で見栄えが良い、弊社お薦めの逸品です。

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