氷心子秀世入道の大切先変わり出来、大迫力、代表作と言える刀の優品です。
刀 氷心子秀世入道 嘉永七年二月日 附 拵 特別保存刀剣鑑定書
Katana [Hyoshinshi hideyo Nyudo] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon token
品番:KA-100117
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) : 武蔵国(Musashi/Edo) 嘉永七年(Edo era 1854年)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 75.4cm(二尺四寸九分) 反り:Curve(SORI): 反り:1.6cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.35cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.7cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.95cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae : 約110cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。化粧筋違鑢目、目釘穴1個。
体配:Shape(Taihai): 大切先、冠落造り、庵棟。 彫物:Engraving: 表裏に薙刀樋と添樋を彫る。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌、地沸付く。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ、金線よく働く。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま小丸へ返る。 登録:Registration Card: 静岡県
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【解説】秀世は田村群平と称しました、はじめ石堂運寿是一に学び、後に新々刀の開拓者と尊称されている水心子正秀の門人になりました。江戸麻布今里に住むようになり、麻布や本所割下水で作刀しました。吉田秀一とも称し、後に正秀の娘婿となって号を氷心子と切るようになりました。正秀の晩年には数多くの代作を行ったほどの上手であり、その作風は数多い正秀の門人の中で一番師に似た作品を打つとされています。復古刀論にも賛同しそれを実行しました。山浦真雄が江戸に出て水心子正秀の門人となった際には、秀世が鍛刀法の手ほどきをしました。 この刀は、二尺五寸に迫る刃長の御刀で、身幅広く、先幅落ちず、重ねは尋常、見た目豪壮で有りながら非常にバランスがよく姿美しい御刀です。刀身中央辺りより棟肉を落としているために、振出が軽く、戦闘を意識しつつ造り込まれた一振です。地鉄は、小板目肌が練れて地沸がつきます。刃文は小沸出来の尖り互の目乱れを焼いています。刃中は冴えて明るく、足入り、長い金線が盛んに働きます。大切先の帽子はそのまま乱れて先尖りこころで掃き掛けて小丸へ返ります。茎は御覧の通りで保存状態は文句なし良好です。氷心子秀世入道の大切先変わり出来、大迫力、代表作と言える刀の優品です。白鞘、拵、金着せ一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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