本刀は、粟田口近江守忠綱(二代)の元禄以降の作品です。 緻密な彫口と刃文を刀身彫刻に合わせる様に逃がして焼いている事などから、当時の上工に依頼し、別注で彫刻を施したものと見られます。 匂口が冴えた優品で、すっきりと美しい刀姿のお奨め品也。
刀 粟田口近江守忠綱(一竿子忠綱) 附 黒呂塗鞘打刀拵 保存刀剣鑑定書 新刀上々作 良業物
Katana [Awataguchi-omi-no-kami Tadatsuna(Ikkanshi Tadatsuna)][N.B.T.H.K] Hozon Token
品番:KA-070425
価格 (price)2,300,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):摂津国,大阪府(Settsu)・江戸時代中期 元禄頃(Middle Edo period about 1688~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 69.3cm(二尺二寸九分強) 反り:Curve(SORI): 1.9cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.04cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.65cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm 拵全長:約99cm 茎:Sword tang(Nakago): 化粧鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 彫物:Engraving: 剣巻龍の透かし彫り。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 下半は湾れ刃、上半は丁子乱れ刃。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸へ返る。 登録:Registration Card: 岐阜県 昭和二十六年
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【解説】 一竿子忠綱。初代忠綱の子であり、後に二代目となります。通称を万太夫、「一竿子」、「合勝軒」と号します。初期の作風は師伝である形の揃った丁子乱れを焼き、後年、越前守助広創始の濤瀾刃風の乱れ刃や大互の目乱れ、直刃なども焼いています。同工にあっては、新刀屈指の彫物の名手として著名であり、剣巻龍や梅木巻龍、玉追龍、毘沙門剣等、様々な図柄の刀身彫刻を刻します。 本作は刃長が二尺二寸九分強で、身幅元先やや幅差つき、重ね尋常、反り適度に利き、中切っ先がやや延びる刀姿の一口です。表裏に剣巻龍の欄間透しを施します。地鉄は良く練られた板目肌で、地沸が付きます。焼刃は下半、龍を避けて湾れ刃となり、上半は、丁子乱れとなります。処々腰開き、尖り刃などを交え、勢いをもって華やかに乱れます。匂口は小沸よく付き、明るく冴えます。刃中には足長く入り、全体を通して刃縁に金筋、砂流しが頻りに掛かって盛んに働きます。帽子は上品に直ぐとなり、先小丸へ返ります。茎は化粧鑢がかかり、刀工銘が切られます。本刀は、粟田口近江守忠綱(二代)の元禄以降の作品です。 緻密な彫口と刃文を刀身彫刻に合わせる様に逃がして焼いている事などから、当時の上工に依頼し、別注で彫刻を施したものと見られます。 匂口が冴えた優品で、すっきりと美しい刀姿のお奨め品也。
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