本刀は、十郎左衛門尉春光の天正三年紀の一口です。覇気旺盛な両刃造の短刀で、地刃の出来も良い末備前上工の名品としてご紹介いたします。
短刀 備州之住長船十郎左衛門尉藤原春光作 天正三年乙亥八月吉日 附 七五三刻鞘合口短刀拵 特別保存刀剣鑑定書 業物
Tanto [Bishu-no-ju Osafune Juro-saemon-no-jo Fujiwara Harumitsu][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-050325
価格 (price)2,500,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):備前国,岡山県(Bizen)・安土桃山時代 天正三年(Azuchimomoyama period 1575)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 23cm(七寸六分) 反り:Curve(SORI): 0.0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.35cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.76cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 1.85cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 拵全長:約37cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下がり鑢目、目釘穴2個
体配:Shape(Taihai): 両刃造。 地鉄:Jigane(Hada): 板目肌に杢目を交えて総体肌が現れる。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目乱れに尖り刃や丁子、角がかった刃などを交えて乱れる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 浅く乱れ込み先小丸に返る。 登録:Registration Card: 東京都
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【解説】 室町時代における備前刀は、幕府の対外貿易、戦乱の時代による刀剣需要の増大によって美濃国と並び刀剣の大量生産を行っていた時代でした。これら大量生産品の中には束刀、数打物と呼ばれる粗悪品もありますが、俗名の入った作品などを含む注文打など、優れた刀が現在まで多く残っている時代でもあります。「末備前」とは室町時代後期における備前長船刀工を指します。同時代においては春光、祐定、清光、忠光、勝光、則光、の名をよく聞きます。本品は十郎左衛門尉春光。次郎兵衛兵衛尉治光の子として伝わり、同名数工いる春光の中で、最も著名な春光の作品です。同工は室町時代後期 享禄頃から天文頃まで新二郎と称し、以後十郎左衛門尉と打ちました。現存作は短刀、刀などがあります。 本作は注文打ちの一作で、身幅、重ね共に確りとし、内反り僅かに利いた両刃造の短刀です。地鉄は板目に杢を交えて総体肌が現れ、地沸よく付き、肌目に沿って地景が入り、精強な鍛となります。刃文は匂勝ちの互の目乱れで、処々丁子や尖り刃、角がかった刃などを交えて乱れます。刃中には足が入って働きます。帽子は浅く乱れ込み先小丸に返ります。茎は生ぶ、勝手下がり鑢目で、長銘で刀工銘と年紀を切ります。本刀は、十郎左衛門尉春光の天正三年紀の一口です。覇気旺盛な両刃造の短刀で、地刃の出来も良い末備前上工の名品としてご紹介いたします。白鞘、銀着一重はばき、七五三刻鞘合口短刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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