刀 無銘　千代鶴　特別貴重刀剣

品番：KA-060211
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 特別貴重刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)：越前国(edhizen) 室町時代初期(應永頃)(Muromachi１３９４年頃)

刃長：Blade length(Cutting edge): 77.7ｃｍ（二尺五寸七分）　反り：Curve(SORI): 3.1ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.06ｃｍ  元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.7ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.2ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.45ｃｍ
茎：Sword tang(Nakago): 鑢目不明。目釘穴一。

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。
彫物：Engraving: 表裏に樋の彫刻。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌に杢目肌交じり精美に詰む。地映り現れる。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃に互の目交じる。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直調で、大丸に浅く返る。
登録：Others: 栃木県

【解説】千代鶴（越前千代鶴派）とは、来国安門の千代鶴国安を祖とすると云われます。はじめ摂津国中島来の刀工が越前に移住した一派である為に、越前来とも呼ばれています。時代は南北朝時代の貞治頃からとも伝えられ、室町初期応永ごろに栄えました。
本作の千代鶴は応永頃の御刀でしょうが、恐らく限りなく南北朝に近い時期の作刀と拝見されます。姿は、反りが三センチと利いていて、刃長が二尺六寸に迫る太刀姿を有した古雅な雰囲気が満点の一振です。地鉄は板目肌に杢交じりよく詰んで、所々に澄み肌入り、映りが立ちます。刃文は、小沸本位の明るく冴えた匂口の中直刃に、尖り互の目や湾れを交じる刃紋で、刃中には金筋、砂流、湯走、足、葉、などが盛んに働きます。帽子は、直調子ではありますが、砂流し金線よく働いて先大丸に浅く返ります。茎は、僅かに区を送る感が有りますが、茎尻含めて生ぶい雰囲気です。千代鶴らしい出来栄えの御刀で、６００年を超える長き時代を経てきた御刀と考えると、保存状態は申し分なく良好であり、見ていて感心させられます。白鞘、家紋象嵌入赤銅無垢一重はばき。特別貴重刀剣

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