笹穂槍 康継（二代越前康継）特別保存刀剣鑑定書 上作 良業物

品番：YA-010803
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 武蔵国(Musashi)・江戸時代寛永頃 (Edo era １６２４年頃)

刃長：Blade length(Cutting edge): 20.6ｃｍ（六寸八分）
最大幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.62ｃｍ弱　元重：Thickness at the Moto-Kasane: 1.03ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 3.1ｃｍ　先重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.7ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago):生ぶ。勝手下がり鑢目。穴一。 茎を含めて：Length(Includes Nakago): 55.6ｃｍ

体配：Shape(Taihai):笹穂槍。 表、平三角形。裏、平造り。姿健全。
彫物：Engraving: 表に梵字、裏に素剣を彫る。
地鉄：Jigane(Hada): 柾目肌、地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 湾れ主体に互の目交じる。
登録：Others: 東京都登録

【解説】二代康継は、初代の子です。作品の列位は初代の最上作に続き高く、新刀上作、良業物に数えられます。晩年入道後は康悦と号します。康継、越前康継、康継入道作、以南蛮鉄於武州江戸越前康継、などと銘を切ります。蒼紋を切るもの、記内の彫が有るもの現存します。初代は近江国(滋賀県)坂田郡下坂の出身で, 越前福井に移住し松平家の抱え鍛冶となります。はじめ肥後大掾下坂と名乗りましたが、慶長１１年ごろ,徳川家康,秀忠により江戸に召し出されて作刀し,康の字を賜り康継と改名します。以後徳川将軍家の抱え鍛冶となり、康継銘は幕末まで代々続きます。初代、二代は沸の強い相州物の作風を得意とします。三代目からは江戸と越前に分派しました。
本作は、非常に珍しい笹穂槍で、康継在銘、健全無癖、特別保存刀剣にも合格した、槍コレクターには見逃せない作品です。
体配は、表が平三角形。裏が平造りという、刃長が２０．６センチ。刃の中頃が最大幅で３．６２センチという笹穂形の槍です。茎尻まで完全に残った生ぶな状態の逸品で、誠に立派。この形、滅多に見ることが無い珍品槍であり、更に表裏に刻された彫刻が全体をよく引き締めて美しさを際立てています。地鉄は板目肌で地沸ついて地景が入ります。刃文は小沸出来の湾れ主体に刃に互の目が交じるもので、刃縁には沸粒が輝き、刃中には金線、砂流し、足よく入り盛んに働きます。帽子は表、裏共に先掃きかけ、金線が見事に働いて小丸へ返ります。茎は生ぶ。状態は良好。白鞘、特別保存刀剣鑑定書

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