本作は、室町後期 関鍛冶の巧手である若狭守氏房の一振。健全な体躯に、特徴的な兼房乱れが焼かれ、誠に存在感のある秀作であります。
短刀 若狭守氏房 特別保存刀剣鑑定書 業物
Tanto [Wakasa-no-kami Ujifusa(Wazamono)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-090424
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):美濃国-三河国,岐阜県-愛知県(Mino-Mikawa)・室町時代後期 元亀頃(Late Muromachi period about 1570~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 29.6cm(九寸七分半) 反り:Curve(SORI): 0.2cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.72cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.54cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、勝手下がり鑢目、目釘穴2個内1個埋め
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 彫物:Engraving: 表裏に棒樋の彫刻。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 兼房乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 乱れ込み先小丸に返る。 登録:Registration Card: 東京都 昭和三十四年
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【解説】 室町時代に織田家の抱工として活躍した若狭守氏房の作品。同工は美濃国善斉兼房の三男として、天文三年(1534)に岐阜に生まれ、初銘を兼房とします。その後、銘を清左衛門と改め、永禄十三年(1570)に左衛門少尉、元亀元年に若狭守を受領し、織田信長に抱えられます。安土城にて作刀していましたが、信長の死後、岐阜に帰郷し、晩年は尾張清洲に移って天正十八年(1590)に同地で没しました。 本刀は刃長が九寸七分半、身幅広く、重ねやや薄い、長寸で鋭い体配の短刀です。良く練られた鍛は小板目肌で、やや流れ心を交えて、精良な地肌を呈します。刃文は匂口締まり心の互の目丁子乱れ、所謂、兼房乱れを焼きます。高低のついた派手やかな刃文は同工の作風を顕著に示します。帽子は乱れ込み先小丸に返ります。茎は生ぶで丁寧な鑢が掛かり刀工銘を切ります。本作は、室町後期 関鍛冶の巧手である若狭守氏房の一振。健全な体躯に、特徴的な兼房乱れが焼かれ、誠に存在感のある秀作であります。白鞘、金着二重はばき(台尻金無垢)、特別保存刀剣鑑定書。
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