大身槍　伝　川井久幸　保存刀剣鑑定書

品番：YA-020211
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai) ： 武蔵国(Musashi)・元治頃　(Edo era　１８６４年頃)

刃長：Blade length(Cutting edge): 62.6ｃｍ（二尺六寸六分）
最大幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.6ｃｍ　元重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.95ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.25ｃｍ　先重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.8ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago):生ぶ。化粧勝手下がり鑢目。穴二。茎を含めて：Length(Includes Nakago):125ｃｍ

体配：Shape(Taihai):大身槍。 表、平三角形。裏、平造り。姿健全。
彫物：Engraving: 裏に棒樋を彫る。
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌が流れて鍛詰み、地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃基調の小互の目。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直で小丸に返る
登録：Others: 東京都登録

【解説】本名は川井亀太郎。藤原久幸造之，藤原久幸作幕府臣川井久幸,幕府士川井久幸などと銘を切ります。幕府の旗本で江戸小石川に住しました。細川正義門人。腕前良く大変人気がある刀匠です。本作は稀に見る上出来の大身槍で、もちろん傷欠点が無く、とても見栄えが良い作品です。
体配は、表が平三角形。裏が平造りという、刃長が６２．６センチの大身槍で、茎を含めた長さが約１２５センチにもなる槍の大作であり、茎尻まで完全に残った生ぶな状態の誠に立派な逸品となります。地鉄は板目肌が流れ、鍛は詰んで地沸が付く上出来で、流石は久幸極と納得できるものです。刃文は一見して小沸出来の直刃に見えていますが、実は小互の目がよく現れており、匂口明るく足入り働きます。帽子は直で小丸へと上品に返ります。茎は生ぶ。状態は良好です。本作、まず姿が良いこと。それに鍛肌が綺麗なこと。そして刃文の焼に乱れが無いこと。これらをすべてクリアした出来で、無銘なれど、川井久幸の作品と極められ保存刀剣にも合格した一振です。槍コレクターには見逃せない作品です。白鞘　保存刀剣鑑定書

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