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トップページ » 日本刀販売 刀剣販売 刀販売 » 脇差 » 脇差 偶州住貞宗 (WA-050713)
地沸の激しい鍛えに沸出来の五互の目刃紋、豪壮な姿と相まって圧倒的な迫力を呈す薩州貞宗、偶州住貞宗の傑作脇差です。

脇差 偶州住貞宗 天明六年午八月 藤代鑑定書

Wakizashi [Gusyu Jyu Sadamune] Fujishiro Judgment Paper


脇差  偶州住貞宗  天明六年午八月  藤代鑑定書

品番:WA-050713
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)

鑑定書:Paper(Certificate): 藤代鑑定書(優良なる作也)と有

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 大隅国(Osumikoku/Kagoshima)江戸時代 天明六年(Edo era 1786年頃)

刃長:Blade length(Cutting edge): 54.6cm(一尺八寸二厘) 反り:Curve(SORI): 0.7cm
元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.28cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm
先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.7cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ。勝手上鑢目、目釘穴:(Mekugiana):1個。

体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、大切っ先。
地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。地沸つく。
Temper patterns(Hamon): 沸出来の互の目丁子乱れ。
帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 焼き高く湾れ込んで小丸へ返る。
登録:Others: 福岡県 昭和50年

【解説】偶州住貞宗は、安永頃から天明に作刀した大隅国の刀工です。大隅国は現在の鹿児島県東部・奄美群島に位置する地域であり、薩摩国とは隣接します。偶州住貞宗は、松元十郎左衛門三男で、宝暦三年に竹迫間正左衛門養子となり、竹迫庄左衛門と称しました。初銘は良時。隅州住貞宗、隅州柁城住良包、薩州住柁城住良包、薩州住貞宗などと銘を切りました。寛政三年に五七歳で没しています。現存する作の年紀には、天明頃から安政八年頃までの作が見られます。貞宗は薩摩新々刀の双璧である伯耆守正幸(伊地知正良)の門人です。そのため、本作を一見して、薩州正良と見間違えてしまう御客様も多いことと存じます。
本作体配は、刃長が一尺八寸二厘。身幅は元先たっぷりとして重ねも確り。切っ先が大きく伸びるなどし、誠に覇気がある豪壮な感がある脇差しです。地鉄は、板目肌が良く詰んで地沸が付く薩摩新々刀らしい強い鍛鉄です。刃文は、焼き出しがあり、沸が強い互の目乱れ刃文になる焼刃で、刃中には、足、葉、砂流し、金線等が盛んに働いています。帽子は、大きく伸びて焼きが高く薩摩刀らしい働きを見せています。茎は生ぶで、刻銘、錆味ともに良好です。また鑢仕立が勝手上鑢目であることから、貞宗が師である伯耆守正幸と同様に左利きであったことが判ります。地沸の激しい鍛えに沸出来の五互の目刃文、豪壮な姿と相まって圧倒的な迫力を呈す薩州貞宗、偶州住貞宗の藤代鑑定書に(優良なる作也)と有る通りの傑作脇差です。

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