脇差　筑州山王住宗勉　平成二十七年春　無鑑査刀匠　特別保存刀剣鑑定書

品番：WA-030122
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 福岡県(Fukuoka)・平成二十七年(Heisei era 2015)

刃長：Blade length(Cutting edge): 39.0cm（一尺二寸九分弱）　反り：Curve(SORI): 0.4cm
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cm　元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.77cm
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.90cm　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ。筋違鑢目。目釘孔1個。

体配：Shape(Taihai): 平造、庵棟。
地鉄：Jigane(Hada): 板目に杢目交じり。
刃文：Temper patterns(Hamon): 大互の目乱れに丁子交じり。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 先掃き掛けるようにして小丸に返る。
登録：Registration Card: 福岡県

【解説】
宗勉刀匠は 昭和2年生。筑州山王住宗勉作、筑州住宗勉作などと銘を切り相州伝を得意とします。数々の受賞を果たした無鑑査刀匠です。本作は筑州山王住宗勉と長銘を切っていることから入念作であり、作者が満足のいく仕上がりの一振であることが判ります。勉刀匠は平成27年に88歳で他界されました。数多くの名品を残した刀剣界の巨匠です。

本作は、板目肌に杢目交じる肌が美しく現れる地鉄。刃文は、沸が良く付いた明るい大互の目乱れに丁子を交えた刃文を焼いており、刃縁には沸粒が輝いて付き、刃中には砂流し、金線が働きます。帽子はそのまま先掃き掛けるようにして小丸へ深く返ります。茎は生ぶ。キリッとした鏨使いで銘が刻されています。本刀は、出来が良く、宗勉刀匠の代表作品に数えられるに違いない完璧な出来栄えの御刀です。御家の御守り刀にも相応しいと思う御奨めの逸品です。白鞘入り。特別保存刀剣鑑定書。