本刀は陸中国一関藩の名工、久保田宗明の短刀。師である固山宗次の技量を引き継ぎ、地刃共に良く冴えた入念作です。
短刀 宗明(久保田宗明) 特別保存刀剣鑑定書
Tanto [Muneaki(Kubota Muneaki)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
品番:TA-100124
価格 (price)750,000円(JPY)
(消費税込。10万円以上の商品は国内送料込)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 陸中国,岩手県(Rikuchu)・江戸時代後期 慶応頃(Late Edo period about 1865~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 22.8cm(七寸五分強) 反り:Curve(SORI): 0cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.52cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.65cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.10cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、化粧鑢目、目釘穴1個
体配:Shape(Taihai): 平造、庵棟。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 互の目乱れ。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 湾れて先小丸に返る。 登録:Registration Card: 東京都
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【解説】 久保田宗明は、本名を文吉といい、一関藩 田村家の藩士です。嘉永年間中、藩命により江戸へ上って、桑名藩 固山宗次の門人となり、鍛刀技を学びます。安政三年(1856)、宗次の技を会得し、免許皆伝と共に「宗」の字を授けられ、宗明と号するようになります。一関に帰藩した宗明を同藩は優遇し、宗明の刀の所持奨励も行われました。戊辰戦争の際には、多くの藩士が、同工の刀を携え、戦場へ赴いたと伝わっています。刻銘は、一関士宗明、陸中一関住久保田宗明などと刻します。師が得意とした備前伝の互の目乱刃などを焼き、匂に沸を強調した作風で、特に切れ味に意を注いだと云われます。 本作は平造姿の短刀で、刃長が七寸五分強、身幅重ね共に尋常で、気品のある姿を呈します。よく鍛えられた地鉄は小板目肌で、潤いに富んだ精美な地肌となります。刃文は互の目乱れで、沸匂均一に整い、沸付きが良く、明るく冴えます。帽子は勢いを落として湾れて先小丸に返ります。茎は化粧筋違鑢目となり、二字で刀工銘を切ります。本刀は陸中国一関藩の名工、久保田宗明の短刀。師である固山宗次の技量を引き継ぎ、地刃共に良く冴えた入念作です。白鞘、金鍍金二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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