刀　銘　手掻包利　寒山先生鞘書有　附 打刀拵　特別貴重刀剣

品番：KA-080412
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate): 特別貴重刀剣

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 大和国(Yamato) 　室町時代・長享頃（Tyokyo　１４８７年頃）
 

刃長：Blade length(Cutting edge): 72.8ｃｍ（二尺三寸）反り：Curve(SORI): 1.5ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.8ｃｍ 元鎬重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.6ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.15ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.45ｃｍ　
拵全長：Length of Koshirae : 約 103ｃｍ 茎：Sword tang(Nakago): 生茎、切鑢目、目釘穴一。

体配：Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、小切っ先。
彫物：Engraving: 表裏に棒樋の彫刻、掻き流し。
地鉄：Jigane(Hada): 杢目肌詰む、地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直で小丸に返る。
登録：Others: 宮崎県　昭和３３年

【解説】大和鍛冶と寺院の関係は密接で、大和五派の中で最大流派であった手掻派は鎌倉時代の包永を祖とし、東大寺の西の正門である輾害門の外辺に居住して作刀したことから手掻の名があるといわれています。同派は南北朝時代さらに室町時代にわたって繁栄しました。
本作の手掻包利は、室町時代の長享頃に活躍をした作者で、手掻本流の優工として知られています。作品の体配は、長さ上寸にして刀身に棒樋を掻き通し、切先もやや小さめで手持ちが良く、雅趣あふれる古風な姿を示す一振りです。地鉄は、杢目肌が詰み練れて地沸付き刃寄は流れ肌となり柾かかります。刃文は、小沸出来の直刃で所々二重刃かかり、細かい足、葉、砂流し、金線などの景色が働きます。帽子は直で小丸へ返ります。茎生ぶ、切鑢目、在銘です。古い特別貴重刀剣証と、白鞘には寒山先生鞘書が有ります。附打刀拵、金着一重はばき。