肥前八代忠吉の完成期の静穏にして端正な仕上がりの一振りで、同工の特色が顕著に示され刀の優品です。
刀 肥前国忠吉(八代) 附 拵 保存刀剣鑑定書
Katana [Hizenkoku Tadayoshi(8 generations)] [N.B.T.H.K] Hozon Token
品番:KA-030215
価格 (price)御成約/sold out(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai): 肥前国,佐賀県(Hizen) 江戸時代後期 安政頃(Late Edo period 1854~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 66.6cm(二尺二寸) 反り:Curve(SORI): 1.8cm 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.97cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.66cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.30cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm 拵全長:Length of Koshirae: 約97.5cm 茎:Sword tang(Nakago): 生茎、切り鑢目。目釘穴2個。 体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切っ先。 地鉄:Jigane(Hada): 小板目肌詰んで粉糠肌となる。 刃文:Temper patterns(Hamon): 小沸出来の中直刃でやや湾れる。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): そのまま直ぐとなり小丸に確り返る。 登録:Others: 東京都 昭和44年
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【解説】肥前国忠吉八代目の作品です。肥前刀の祖である初代肥前國忠吉にはじまり、二代、三代と代々、刀剣需要の多い時期に佐賀藩工として藩の需要を支え ながら門弟を統率し数々の優れた作品を残しました。八代目の肥前国忠吉は鍋島藩の近代化に重要な役目を果した人物であり、軍艦などの砲身の製造にも深く関 わったと伝えられています、鉄の鍛錬技術に並々ならぬ高い技術を持っていました。ですから藩主からも厚い信頼を得ており、刀も上手に鍛えた八代忠吉は肥前 の名門忠吉家の悼尾を飾った良工として知られ、後代忠吉中で最も高く評価されています。 本刀は、身幅重ね尋常、鎬筋凛とし、適度に反って肥前刀ら しく上品な姿を呈した美しい御刀です。地鉄は小板目肌錬れて極詰んだ潤いのある小糠肌となります。これは肥前刀肌と云われる特有の肌合いです。刃文は最も 得意とする小沸帯状に明るい匂いが連なる直刃を焼いています。小沸が均一によくついて冴えた匂い口は柔らかく、刃縁には細かな金筋、砂流しかかり働きます。帽子は小丸。茎は生ぶ。刻銘は、確りと深い鏨で刻さており錆味も良いです。 このように、肥前八代忠吉の完成期の静穏にして端正な仕上がりの一振りで、同工の特色が顕著に示された刀の優品です。白鞘、拵、銀着せ一重はばき、保存刀剣鑑定書。
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