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品番:KA-120325
価格 (price)1,600,000円(JPY)
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鑑定書:Paper(Certificate): 特別保存刀剣鑑定書
国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai):尾張国,愛知県(Owari)・江戸時代初期 慶安頃(Early Edo period about 1648~)
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刃長:Blade length(Cutting edge): 約70.5cm(二尺三寸三分弱) 反り:Curve(SORI): 約1.6cm(五分五厘) 元幅:Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.26cm 元鎬重:Thickness at the Moto-Kasane: 0.74cm 先幅:Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45cm 先鎬重:Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm 茎:Sword tang(Nakago): 生ぶ、筋違鑢目、目釘孔1個。
体配:Shape(Taihai): 鎬造、庵棟、中切先。 地鉄:Jigane(Hada):小杢目肌。 刃文:Temper patterns(Hamon): 湾れに互の目を交える。 帽子:Temper patterns in the point(Bohshi): 直ぐで先小丸に返る。 登録:Registration Card: 新潟県 昭和三十一年
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【解説】 伯耆守信高。慶長のはじめ、初代信高が美濃より尾張清洲城下に移り、名古屋城が完成した慶長十五年頃、名古屋に移住します。初代信高の刻銘と技術は二代信高に受け継がれ、その後も代々尾張徳川家の藩工として栄え、六代まで続きます。本作は二代目である前伯州信高入道の作品です。俗名は河村伯耆。寛永十年に伯耆守を受領、寛文二年、六十歳にて隠居し、前伯州山月居士と名乗って、閉遊入道と称します。元禄二年没、行年八十七歳。伯耆守信高、前伯州信高入道、前伯州山月信高居士、伯耆守藤原信高閉遊入道などと銘を切ります。同一派は初代から五代までが「伯耆守」を受領している尾張刀工の名門であります。 本作体配は、刃長が二尺三寸三分弱。身幅広く元先で幅差付き、反り適度で中切っ先となる寛文姿の一口。鍛は、小杢目肌に処々流れ肌が交じって、地沸よく付き、細かく地景が入り、整った綺麗な肌合いです。焼刃は直ぐで焼き出し、小さな互の目や丁子が連れて、一つの山の様になり、尖り刃や矢筈刃風、湾れを交えて穏やかで上品な乱れが構成されます。帽子は直ぐで先小丸に返ります。茎は生ぶ、筋違鑢目で、刀工銘が切られます。本刀は、尾張新刀の名手 二代伯耆守信高の一口です。湾れに互の目を交えた刃文は、山並みを遠望するかのような景色に見え、味わい深い趣を纏います。白鞘、金着二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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