刀 備前国住長船清光作 天文十年二月日 附太刀拵 保存刀剣鑑定書(刀身) 特別保存刀装具(拵) 日本美術刀剣保存協会

品番：KA-010941
価格 (price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Peper(Certificate):  日本美術刀剣保存協会 甲種特別貴重刀剣 ＆ 保存刀剣鑑定書(刀身)　特別保存刀装具(拵)　内外共に鑑定書がついた作品です。

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 備前国(Bizen) 室町時代・天文十年(Muromati era １５４１年頃)
 

刃長：Blade length(Cutting edge): 71.05cm（二尺三寸四分五厘）  反り：Curve(SORI): 2.4ｃｍ
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.18ｃｍ　 元重：Thickness at the Moto-Kasane: 0.76ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.35ｃｍ　 先鎬重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.55ｃｍ
拵全長：Length of Koshirae : 100.5ｃｍ  茎：Sword tang(Nakago): 生ぶ茎、勝手下がり鑢目、目釘孔一

体配：Shape(Taihai): 中切先、鎬造り、庵棟。　　　
地鉄：Jigane(Hada): 板目肌、地沸ついて映り立つ。
刃文：Temper patterns(Hamon): 広直刃基調に小互の目。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi):湾れて小丸へ深く返り棟焼になる。
登録：Others: 東京都

【解説】備前国住長清光は室町時代後期の末備前鍛冶です。清光を名乗る刀工には、五郎左衛門尉・孫右衛門尉・彦兵衛尉・孫兵衛尉、などが居ます。本作の清光も特定は難しいものの、清光の特色がよく示されて出来が良い一振りです。また天文十年二月日の年紀があることからも数物では無く、名だたる武将の注文打ちの御刀と考えられ、長さも、身幅も十分で立派な姿の御刀となります。本品、保存状態が良好なことから、日本美術刀剣保存協会の甲種特別貴重刀剣に認定されています。更に本年度の審査で保存刀剣に合格。拵は特別保存刀装具です。将来の出世が誠に楽しみな名刀です。
本刀の体配は、刃長常寸超え、元先の幅差が目立たず重ねは尋常。反りが八分とよく利いて、切先、茎も延びた両手打ちとなる天文頃の姿特徴の御刀です。地鉄は板目肌が均一に現れ、地沸微塵につき映りが立っています。刃文は広直刃を基調に湾れ、小互の目を交えるもので、刃中には小足、葉、入り、打ちのけ、鋩子は先掃き掛けるようにして小丸へ深く返り、その鋩子の返りから連続して上半しきりに棟焼き入ります。匂い口は明るく地刃ともに冴えた御刀です。このあたりの全てが清光の特色となります。茎は完全な生ぶです。鑢目もはっきりとして錆味も綺麗。加えて銘も立派となり、保存状態は非常に良好です。室町時代は天文十年、約５００年前の備前刀で、備前鍛冶清光の特長を顕著に示した同作中の優品です。附の黒漆塗鞘太刀拵は、菱紋金具が立派な太刀拵です。目貫は四つ花菱紋三双図、鍔は三つ花菱紋透で、銘は江府住辰直。柄、黒鮫着紺糸菱巻、菱紋縁頭。揃内外すっきりと揃った作品です。白鞘、金着せ二重はばき。日本美術刀剣保存協会 甲種特別貴重刀剣＆保存刀剣鑑定書(刀身)　特別保存刀装具(拵)