菊池住惟忠の平成十七年の作。良く練られた抜群の鍛え肌は特に見応えのある出来栄えであります。
短刀 菊池住惟忠 平成十七年一月吉日
Tanto [Kikuchi ju Koretada]

品番: STA-090125
価格(Price): 380,000円(JPY)
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品番: STA-090125
Stock No.: STA-090125
鑑定書: 現代刀につき未鑑定。
Paper(Certificate): None
国・時代: 熊本県・平成十七年
Country(Kuni)/Period(Jidai): Kumamoto・Heisei era 2005
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 29.8cm(九寸八分三厘) |
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反り Curve(SORI) : | 0cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 3.18cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.73cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 2.70cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.60cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 熊本県 |
【解説】
菊池住惟忠の作品。本名は大塚惟忠、熊本県菊池市在住で、優秀賞等を受賞するなど、多数の入選歴を誇る熟練上級工であります。同工は昭和三十七年(1962)より、父 大塚惟義(刀工銘 源盛龍)に師事して鍛法を学びます。阿蘇山の麓、菊池川では上質の砂鉄が採れることで知られ、砂鉄を集めて炉で溶かし、同工の刀は、その卸し鉄を原料としています。自家製鉄を原料として鍛刀している数少ない刀匠の一人です。同工は、来国俊、肥前国忠吉、源清麿、筑州左文字などに範を取って鍛刀しています。惟忠の刀は抜群の斬れ味と定評があり、剣士の間で高い人気を誇っております。
本作は、刃長が九寸八分、身幅広く、重ね確りとした堂々たる姿の平造短刀です。地鉄は良く練られた板目肌に杢目を交えて、処々流れごころ、全体に肌がよく現れ、地沸付き、地景太くうねって入ります。刃文は、尖りごころの互の目乱れで、刃中には、足入り、地の働きが刃中に金線等となって現れて盛んに働きます。帽子はそのまま先尖って返ります。茎は生ぶ、化粧筋違鑢目、刀工銘と年紀を刻します。菊池住惟忠の平成十七年の作。良く練られた抜群の鍛え肌は特に見応えのある出来栄えであります。白鞘、金着二重はばき。