国重作とある本短刀は、羽州矢島臣藤原国重の少ない遺作の中の名品といえる御刀である。気の利いた拵に収まり御守刀に丁度似合う寸法の作品。資料性も高くお奨めの一振也。
短刀 国重作 拵入 保存刀剣鑑定書
Tanto [Kunishige] [N.B.T.H.K Hozon Token]

品番: STA-030421
価格(Price): 売約済/Sold Out
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品番: STA-030421
Stock No.: STA-030421
鑑定書: 保存刀剣鑑定書
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Hozon Token
国・時代: 出羽国・江戸時代後期 元治頃(1864~)
Country(Kuni)/Period(Jidai): Dewa(Yamagata),Edo period 1864~
刃長 Blade length (Cutting edge) : | 19.5cm(六寸四分) |
---|---|
反り Curve(SORI) : | 0cm |
元幅 Width at the hamachi(Moto-Haba) : | 2.06cm |
元鎬重 Thickness at the Moto-Kasane : | 0.63cm |
先幅 Wide at the Kissaki(Saki-Haba) : | 1.75cm |
先鎬重 Thickness at the Saki-Kasane : | 0.45cm |
茎 Sword tang(Nakago) : | 生ぶ、化粧筋違鑢目、目釘孔1個。 |
登録 Registration card : | 埼玉県 |
【解説】
国重作とある本短刀は、羽州矢島臣藤原国重のことで、羽州矢島藩の侍鍛冶であった。矢島藩は、江戸時代初期及び明治時代初期の藩に一つで、出羽国由利郡矢島(現在の秋田県由利本庄市矢島町)の矢島陣屋に政庁をおいた。羽州矢島臣藤原国重は御写真をご覧の通りで腕前が高い刀匠であることがわかる。矢島藩の藩主であった生駒氏が家中不取締りを理由に領地を没収されるなどした時期があり。戊辰戦争後に生駒氏は約200年ぶりに諸侯に列し矢島藩を立藩するまでは厳しい状況下であったため、羽州矢島臣藤原国重の作品は極めて少なく、遺作が銘品ぞろいなことから誠に残念としか例えられない。本品も少ない遺作の中の名品といえる御刀である。
本作体配は、六寸四分と、やや小ぶりな寸法の短刀ではあるが、姿が変わり造りで格好が良く、拵に収まったスッキリとした逸品である。地鉄は羽州国重特有の板目鍛肌が美しく表れる鍛で、直ぐ刃が焼かれており鍛肌に絡むように繊細な働きが現れ誠に上手である。帽子は先尖り深く返る。茎は化粧鑢に堂々と刻銘する。本品は羽州矢島臣藤原国重の気の利いた拵に収まった美しい短刀で、資料性高く誠に貴重な逸品である。御守刀に丁度似合う寸法の作品で。お奨めの一振也。
国重作とある本短刀は、羽州矢島臣藤原国重のことで、羽州矢島藩の侍鍛冶であった。矢島藩は、江戸時代初期及び明治時代初期の藩に一つで、出羽国由利郡矢島(現在の秋田県由利本庄市矢島町)の矢島陣屋に政庁をおいた。羽州矢島臣藤原国重は御写真をご覧の通りで腕前が高い刀匠であることがわかる。矢島藩の藩主であった生駒氏が家中不取締りを理由に領地を没収されるなどした時期があり。戊辰戦争後に生駒氏は約200年ぶりに諸侯に列し矢島藩を立藩するまでは厳しい状況下であったため、羽州矢島臣藤原国重の作品は極めて少なく、遺作が銘品ぞろいなことから誠に残念としか例えられない。本品も少ない遺作の中の名品といえる御刀である。
本作体配は、六寸四分と、やや小ぶりな寸法の短刀ではあるが、姿が変わり造りで格好が良く、拵に収まったスッキリとした逸品である。地鉄は羽州国重特有の板目鍛肌が美しく表れる鍛で、直ぐ刃が焼かれており鍛肌に絡むように繊細な働きが現れ誠に上手である。帽子は先尖り深く返る。茎は化粧鑢に堂々と刻銘する。本品は羽州矢島臣藤原国重の気の利いた拵に収まった美しい短刀で、資料性高く誠に貴重な逸品である。御守刀に丁度似合う寸法の作品で。お奨めの一振也。