槍 土肥真了　業物　新刀中上作　特別貴重刀剣鑑定書（上野国立博物館）

品番：YA-010940
価格 特価(price)売約済/sold out(JPY)
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鑑定書：Paper(Certificate): 特別貴重刀剣鑑定書（上野国立博物館）

国 Country(Kuni)・時代 Era(Jidai)： 肥前国(Musashi)・江戸時代延宝頃 (Edo era １６７３年頃)

刃長：Blade length(Cutting edge): 10.4ｃｍ（三寸六分五厘）
元幅：Width at the hamachi(Moto-Haba): 1.93ｃｍ　元重：Thickness at the Moto-Kasane: 1.15ｃｍ
先幅：Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45ｃｍ　先重：Thickness at the Saki-Kasane: 0.8ｃｍ　
茎：Sword tang(Nakago):生ぶ。化粧筋違い鑢目。穴一。 茎を含めて：Length(Includes Nakago): 50.3ｃｍ

体配：Shape(Taihai):両鎬造。 平肉つく。塩首は丸。姿健全で美しい。
彫物：Engraving: 表裏に変わり樋を彫る。
地鉄：Jigane(Hada): 柾気目肌、微塵に詰み地沸つく。
刃文：Temper patterns(Hamon): 直刃。
帽子：Temper patterns in the point(Bohshi): 直に掃けて、先小丸に返る。
登録：Others: 福岡県登録

【解説】土肥真了の本国は肥前平戸で、平戸の刀匠、土肥正則の子です。「大坂正宗」と称される巨匠「真改」に延宝八年より学んで、一門を代表する名工となりました。天和二年、平戸に帰郷すると松浦家お抱えとなり、五代に渡り幕末まで栄えました。作風は井上真改に似ると云われます。
体配は、小ぶりで可愛い両鎬造の槍でながら、身幅広く、両鎬重ねも肉置もしっかりとして、先大きく張り出し、塩首は丸。ゴロリとした独特の体配で覇気ある一本で、茎尻も完全な生ぶ状態の逸品であり姿は誠に健全です。また表裏の変わり形樋が全体をよく引き締めて美しさを際立てています。多少の擦れはあるものの研磨の必要は無くお楽しみいただける美しい槍です。白鞘には時代の口金、逆輪が付きます。地鉄は柾目肌で地沸がつきます。刃文は直刃で締まり心の匂口は冴えて明るく、刃縁には細かい金線が絡み刃味は頗る明るくよく映えます。鋩子は表、裏共に直ぐで先小丸へ返ります。本作は土肥真了の希少な槍で滅多に見ることが無い珍品です。昭和３７年の上野国立博物館鑑定書がついて御買い特価格でご案内します。

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